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エディット・ピアフ ~愛の讃歌~

~ かわいいコックさんのシネマ・レビュー ~

前回鑑賞の、前評判ほどではなかった大掛りでご大層な映画『魔笛』デシタ。
で、今回は期待充分か?っと、出かけたエディット・ピアフ ~愛の讃歌~です。
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監督・脚本 : オリヴィエ・ダアン
2007/フランス・チェコ・イギリス合作映画

~あらすじ~
1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった…


フランス・シャンソン界の偉大な歌手といえば、まずはこの人!エディット・ピアフですねぇ。
その彼女の生き様を描いたのがこの作品。
三十年ほど前にもピアフの人生を題材にした映画がありましたが・・

幼いころから両親の愛をほとんど得ずして貧しい家庭で育ったピアフ
そんな貧困で不幸にまみれた幼年時代、
そして30代半ばの1951年から47才で亡くなる1963年までに、
自動車事故4回、自殺未遂1回、麻薬中毒療法4回、睡眠療法1回、肝臓病の昏睡3回、狂気の発作1回、アル中発作2回、手術7回、気管支肺炎2回、肺水腫1回という波乱万丈の生涯だったらしい。
しかもその人生には、必ず愛する、愛される人との悲しい別離が待っていた。
そんなピアフを体当たりの演技でかましているのが、主演女優マリオン・コティヤールです。
彼女の演技は、必見!!ピアフ以上にピアフしているのではっ!という怪演は見モノです。
僕の今年見た映画のベスト1 に決定!!!

ピアフの名曲といえば、「バラ色の人生」「愛の讃歌」が有名ですが・・
僕のお気に入りピアフナンバーといえば、「パダン・パダン」
この魂が揺さぶられるような熱唱は、一度聞いたら忘れられませぬ。
良かったらYouTubeのこちらをどうぞ!

シャンソンは歌詞が分らねば、魅力は半減。。。
「パダン・パダン」 (心臓の鼓動の音のことらしいです、ドキドキってとこかな・・)
対訳歌詞を眺めながら、どうぞ!

私の心にしのびよる音は 遠くの空から聞こえる足音
その音聞くたびに 心の奥まで妖しくみだされて
私はおののき いつも ふるえる

パダン パダン パダン 私をおいかけて
パダン パダン パダン せまりくる足音
パダン パダン パダン 私を悩ませる 
昔聞いたような 不思議な足音よ

私の心につきまとう音は 忘れた過去まで呼び出す足音
聞こえぬふりしても 耳をおさえても
私をとりまいて おびえた心を 強く さいなむ

パダン パダン パダン 私をおいかけて
パダン パダン パダン せまりくる足音
パダン パダン パダン 私を悩ませる 
昔聞いたような 不思議な足音よ

ふりはらってもなお 追いすがる足音
苦しみに疲れた 心をかきむしる音
あの足音よ


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by cuococarino | 2007-12-06 11:36