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映画 「魔笛」

~ かわいいコックさんのシネマ・レビュー ~
食い物&音楽映画レビューが多いのは、お許しを。。。(^_^)V

モーツァルトの最晩年のオペラとして有名な「魔笛」
そのオペラを完全映画化、ミュージカル映画として仕立て上げたのがこの作品です。
そんな前評判から、こちらに来るのを楽しみにしていました。・・・が・・・
映画 「魔笛」_b0054602_1762363.jpg

監督:ケネス・ブラナー  
2006/イギリス・フランス合作映画

舞台を第一次世界大戦中の戦地に置きかえて・・
序曲の導入部から期待は充分! デシタ。。。
そして、登場人物の歌が聞えてきて・・・・・
え?あら?・・?・・?・・
ナンカ・・ 変???
そうなんです! 歌詞が英語。。。
それが気になりだしたら、もういけませぬ。その違和感が・・・

確かに魔笛のストーリを完全に消化して、本来だったらメルヘンチックなおとぎ話風だったこのオペラを、善と悪がくっきりわかる(いえ、どっち側からみても戦争のような争いゴトは必ず相手が悪・・)
そんな戦争を舞台に選んで、新しい解釈をした感性は認めますが・・・
青い兵士(ドイツ軍?)対する赤い兵士(いかにもロシア兵というか、悪のザラストロ 役の歌手がいかにもロシア人っぽい・・)やら、、、
さらわれた娘の王女パミーナを取り返そうとする夜の女王とザラストラが、親権を主張する憎みあう別れた夫婦にも思えたりして・・今風・・
いろいろ想像力を掻きたてられて、その辺りは多少面白いかも。。。

が、せっかくのオペラ「魔笛」がなんか俗っぽくて、
逆にじゃぁ音楽そのものに浸ろうとしても・・
歌詞の英語が邪魔をして、その俗っぽさを助長する結果になりました。
ハイ 僕的には。。。
(´▽`)」」
上映時間の2時間強は、ツライ・・の佳作。

そーゆーことで、音楽映画としては、次回「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」に期待!!

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by cuococarino | 2007-10-12 17:08